県内の路線バス初 福井市内の路線バスに電気自動車 導入

地球温暖化対策の一環で自動車の脱炭素化が進む中、福井市内を走る路線バスに電気自動車が導入されることになり、12日に記念の式典が開かれました。
県内の路線バスに電気自動車が導入されたのは初めてだということです。

県内で初めて電気自動車のバスが導入されるのは、福井市の「京福バス」が運行する「すまいるバス」で、市内の東西南北を走る4つのルートで3月16日から走行を始めます。
12日は福井市の福井工業大学で、会社の関係者のほか、市や福井運輸支局などの代表が出席して式典が開かれ、記念のテープカットが行われました。
新しいバスの外装は、福井工業大学と福井高校の学生と生徒がデザインを作り、バスのルートごとに赤、緑、青、グレーのそれぞれの色の車体に「すまいるバス」の表記がローマ字で描かれています。
式典のあと、出席者たちがバスに試乗し、エンジンの振動や騒音がない静かな車内や、モーターで動く電気自動車ならではのなめらかな加速を楽しんでいました。
デザインに関わった福井工業大学デザイン学科の粟木乃有さんは「とても静かで快適な乗り心地でした。高校生と一緒にデザインしたバスがこれから市内を走ると思うと、わくわくします」と話していました。