新幹線と特急の乗り換えスムーズに 敦賀駅に色分け案内標示

北陸新幹線の県内開業まであと1週間です。
新たに乗り換えの拠点となる敦賀駅で、乗客に新幹線と在来線の特急列車のホームをスムーズに移動してもらうため、JRは大阪や名古屋方面への特急列車ごとに色分けした案内標示を設置しました。

1週間後の北陸新幹線の県内開業で大阪や名古屋と北陸を結ぶ特急列車は敦賀止まりとなり、乗り継ぐ場合、3階の新幹線ホームと1階の特急列車のホームを行き来する必要があります。
JR西日本は乗り継ぎの所要時間を8分と想定していましたが、ことし1月に実施したシミュレーションの結果、最大13分かかることがわかり、乗客をどうスムーズに誘導するかが課題となっていました。
このためJR西日本は、新幹線の改札口から大阪方面に向かう「サンダーバード」は青色、名古屋方面に向かう「しらさぎ」はオレンジ色と特急列車ごとのホームまでの経路に、色分けした案内標示を設置しました。
また、シミュレーションの際、特定のエスカレーターに乗客が集中したことから、サンダーバードの乗客については経路を2つに分けて、号車ごとに乗客を分散させるよう誘導することにしています。
JR西日本は「北陸新幹線の開業後もお客さまのご利用状況を踏まえつつ、必要な取り組みを実施していきます」としています。