北陸新幹線の県内開業前に鉄道駅で「カーシェアリング」

3月16日の北陸新幹線の県内開業に向け、鉄道で訪れた観光客が車を借りて自由に移動ができるよう、勝山市で4日から「カーシェアリング」のサービスが始まりました。

これは、北陸新幹線の県内開業にあわせて観光客の交通手段を増やそうと、えちぜん鉄道や大手自動車メーカーの「ダイハツ」などが始めたものです。
4日からサービスが始まったえちぜん鉄道の勝山駅では、出発式が開かれ、勝山市の水上市長は「カーシェアリングができることは非常に画期的で、さらに利便性を高めるよう地域とも連携して効果を高めていきたい」とあいさつしました。
勝山駅の駐車場に配置された4人乗りの軽乗用車1台は、専用のアプリで予約すれば24時間いつでも利用可能で、車の鍵の開け閉めやエンジンの始動はスマートフォンでできるということです。
勝山市やメーカーなどは、今後の利用状況をみながら、車両の台数を増やすことなども検討し、観光客の利便性向上を図ることにしています。
勝山市未来創造課の小林真紀課長は「北陸新幹線の開業に向け、勝山市の観光の活性化にもつながる事業として期待は大きい」と話していました。
県内では、勝山駅のほか、新幹線が開業する3月16日から、えちぜん鉄道の福大前西福井駅と三国港駅でも、それぞれサービスが始まるということです。