繊協ビル跡地 新ホテルの建設工事祈願祭

福井市中心部にあったかつての「繊協ビル」跡地に新しくホテルが建設されることになり、関係者が工事の安全を祈願しました。

完成は来年10月の予定で、北陸新幹線の県内開業からは1年半ほど遅れる見通しです。
かつての「繊協ビル」は1966年に市の中心部に建設され、繊維産業を中心とした戦後復興のシンボルとして業界の組合事務所やバスターミナルなどが入っていましたが、老朽化が進みおととし7月までに(2022)解体されました。
その跡地に新しくホテルが建設されることが決まり、29日、関係者20人ほどが福井市の佐佳枝廼社で工事に向けた安全祈願祭を行いました。
新しく建設されるのは東京のホテル事業を手がける会社が「御宿野乃」のブランドで全国展開している和風のホテルで、地上10階建て、156室を予定しています。
当初はおととしの着工、去年の完成を目指していましたが資材価格の高騰などを背景に延期され、完成は来年10月の予定と、来月の北陸新幹線県内開業から1年半ほど遅れることになりました。
県繊協ビル同業会の田中亮輔会長は「いろいろあったがこの日を迎えられてよかった。新しいホテルが新幹線の開業する福井の活性化につながってほしい」と話していました。