小浜市の中学校で駆除シカ肉が給食に

害獣として駆除された野生動物の肉を活用したジビエ料理の給食が、28日小浜市の中学校で提供され、生徒たちがシカ肉のカレーライスを味わいました。

小浜市では、野生動物が農作物を食い荒らす被害について考える授業が行われていて、その一環で、駆除された野生動物の肉を使ったジビエ料理が、学校給食で提供されています。28日は小浜中学校の全校生徒がシカ肉が入ったカレーライスを食べました。
シカ肉は、食べやすいようにミンチ状になっていて、生徒たちが味わっていました。
食べた2年生の男子生徒は「シカの肉は豚肉よりも歯ごたえがあってとてもおいしかったです。害獣と言っても命をいただいているから大切に食べないといけないと思いました」と話していました。
小浜市によりますと、昨年度確認された野生動物による農業被害の金額は130万円余りに上っていて、市は、給食や授業を通じて、生徒たちに関心を持ってもらいたいとしています。