県内初 雇用調整助成金 不正受給で建設会社社長を逮捕

新型コロナウイルスの影響で従業員を休ませたなどとうその申請を行い、国の雇用調整助成金など、合わせて1100万円あまりをだまし取ったとして、福井市の建設会社の社長が詐欺の疑いで逮捕されました。
雇用調整助成金の不正受給で逮捕されるのは、県内では初めてです。

逮捕されたのは、福井市灯明寺の建設会社の社長、中村紘基容疑者(39)です。
警察によりますと、容疑者は新型コロナウイルスの影響で会社の売り上げが減少し、従業員を休ませたといううその書類を作成して福井労働局に申請し、4年前(R2)の10月から去年4月にかけて国の雇用調整助成金、1000万円あまりをだまし取った詐欺の疑いが持たれています。
容疑者は、うその申請で国の持続化給付金100万円をだまし取った疑いで今月(2月)5日に逮捕されていて、その後の調べで、雇用調整助成金もだまし取った疑いがあることがわかったということです。
警察の調べに対し、容疑者は黙秘しているということです。
警察によりますと、新型コロナの影響を受けた雇用調整助成金の不正受給で逮捕されるのは、県内では初めてだということです。