「光る君へ」大河ドラマ館 越前市にオープン

現在放送中のNHK大河ドラマ「光る君へ」の主人公、紫式部とゆかりのある越前市に23日、大河ドラマ館がオープンし、ドラマで紫式部の父親役を演じる俳優の岸谷五朗さんも参加してオープンを祝いました。

大河ドラマ館は、紫式部が、現在の越前市でおよそ1年を過ごしたとされていることにちなんで武生中央公園に設置され、23日にオープンしました。
これにあわせて記念の式典が開かれ、ドラマで、紫式部の父、藤原為時役を演じる俳優の岸谷五朗さんが、主演の吉高由里子さんのパネルとともに登場しました。
この中で岸谷さんは、新鮮な海の幸を味わったことなど福井でのエピソードを披露して会場に訪れた人を笑わせたあと、この地でおよそ1年を過ごしたとされる為時と紫式部への思いを語っていました。
そして、越前市のほか紫式部とゆかりのある京都府宇治市や大津市の関係者とともにテープカットをして、オープンを祝っていました。
オープン初日の23日は午前中から多くの人が訪れ、ドラマの衣装をまとった吉高さんの等身大のパネルとともに写真を撮ったり、鮮やかな衣装を眺めたりして、ドラマの世界を楽しんでいました。
福井市から訪れたという女性は「あまりなじみのなかった平安時代の世界をよく知ることができよかったです」と話していました。
越前市の大河ドラマ館は、ことし12月30日まで開かれます。