地震の義援金など騙る詐欺 県内の女性2人約1200万円被害

SNSで知り合った人物から、能登半島地震の被災地への寄付金などを名目にしたうその話を持ちかけられ、県内の女性2人が現金合わせて約1200万円をだまし取られる被害にあっていたことがわかりました。
警察は詐欺事件として捜査しています。

捜査関係者によりますと1月、県内に住む女性が、SNSを通じて知り合った人物から「集めたお金を運用して、収益の一部を能登半島地震の被災地に寄付したい」などとうその投資話を持ちかけられ、指定された口座に複数回にわたって現金約1160万円を振り込んだということです。
その後、相手から収益を受け取るための手数料と税金を要求されたことを不審に思い、警察に相談したところ、被害が発覚しました。
また、県内に住む別の女性も1月、SNSで知り合った海外に住む日本人を名乗る女から「能登半島地震の寄付金を日本に送るための費用を立て替えてほしい」などと、うその話を持ちかけられ、指定された口座に複数回にわたって現金約40万円を振り込んだということです。
警察はいずれも詐欺事件として捜査していて、今後も同様の被害の発生が懸念されることから、能登半島地震の被災地支援にかこつけた詐欺や悪質商法などに注意するよう呼びかけています。