鯖江市 新年度予算案 ブロック塀対策の補助金6倍

去年、登校中の男子児童が倒れた住宅のブロック塀に挟まれ大けがをしたことを受け、鯖江市は倒壊のおそれがあるブロック塀の撤去などにかかる補助金として、今年度の当初より6倍あまり多い620万円を盛り込んだ新年度予算案をまとめました。

鯖江市では、去年9月、登校中の男子児童が倒れてきた住宅のブロック塀に挟まれ、足の骨を折る大けがをし、市は補助金を出して倒壊のおそれがあるブロック塀の撤去や建て替えを積極的に進めています。
市では引き続き撤去などの補助金として新年度予算案に今年度の当初の6倍あまりとなる総額620万円を盛り込みました。
このほか資材価格の高騰などから計画の見直しを迫られたJR鯖江駅の駅舎の改修を含めた周辺の整備計画については、北陸新幹線の県内開業後の人の流れなどを調査する費用として300万円を計上しました。
さらに、能登半島地震で壊滅的な被害を受けた輪島塗の産地を支援するため、全国の漆器産地の関係者などが参加し、漆器の魅力を発信する「ジャパン漆サミット」の開催費用の一部として、130万円も盛り込まれました。
鯖江市の新年度予算案は、2月21日から始まる市議会に提案されます。