JR西日本社長「新幹線を能登半島地震からの復興の原動力に」

北陸新幹線の金沢・敦賀間の開業まで1か月あまりとなる中、JR西日本の長谷川一明社長は14日の記者会見で「能登半島地震からの復興の原動力にしていきたい」と述べ、開業によって観光などの需要を喚起したいという考えを示しました。

北陸新幹線の金沢・敦賀間は、3月16日の開業まであと1か月あまりとなっています。
これについて、JR西日本の長谷川社長は14日の記者会見で「北陸3県の距離が縮まるほか、首都圏から福井にアプローチしやすくなり、関西からも短い時間で行けるようになるので、交流が広がることを期待している。能登半島地震からの復興の原動力にしていきたい」と述べ、開業によって観光などの需要を喚起したいという考えを示しました。
一方、大阪や名古屋と、北陸を行き来する場合は、敦賀駅で乗り換えが必要になりますが、JRが1月行ったシミュレーションでは、乗り換えに想定よりも多くの時間がかかりました。
これについて、長谷川社長は「ハードな条件でシミュレーションを行い、課題が出てきた。案内掲示や誘導のあり方を整理した上で、開業日を迎えたい」と述べ、課題の解消に努める考えを示しました。