「ハピラインふくい」越前市に設置する新駅名決まる

北陸新幹線の県内開業に伴ってJR北陸線の運行を引き継ぐ「ハピラインふくい」は8日開かれた取締役会で越前市内に新たに設置する駅名を「しきぶ駅」に決めました。

新幹線の開業後にJR北陸線の運行を引き継ぐ「ハピラインふくい」は来年春以降に武生駅と王子保駅の間に新駅の設置を目指していて、地元の越前市は市民から駅名を募っていました。
その結果、新駅の近くに「紫式部公園」があることにちなんで越前市は駅名を「しきぶ駅」とするよう会社側に申し入れていましたが、8日の「ハピラインふくい」の取締役会で正式に決まりました。
これについて越前市の山田市長は「地元にとって誇らしい名前に決まり、うれしく思います。市民とともに紫式部を感じることができる拠点に育てていきたい」と話していました。
「ハピラインふくい」の小川俊昭社長は、「人物名にちなんだ駅名はあまりなく、斬新だ。地域の皆さんに愛され親しまれる駅になることを期待しています」と話していました。
「ハピラインふくい」と越前市は、今後、来年春以降の設置を目指して、駅舎や駅前広場を整備することにしています。
「ハピラインふくい」は「しきぶ駅」のほかにも福井駅と森田駅の間、鯖江駅と武生駅の間でそれぞれ新駅の設置を検討しています。