福井市長 「多目的アリーナ」財政的な支援を検討する考え

整備費が105億円に膨れ上がり、行政からの50億円の補助金を見込んでいることが明らかになった福井市中心部の「多目的アリーナ」について、福井市の西行市長は、県などと相談した上で財政的な支援を検討する考えを示しました。

福井市中心部の「多目的アリーナ」をめぐっては整備費が当初の想定を40%上回る105億円となる見込みを整備や運営を担う地元の経済界などが公表し、その中で、国や県、福井市から50億円の補助金を見込んでいることが明らかになっています。
これについて福井市の西行市長は7日の記者会見で「にぎわいの創出など若い人が楽しめるまちにするという意味で、重要な場所だと考えている。支援をしたいという思いに変わりはない」と述べ、県や市議会と相談しながら財政的な支援を検討する考えを示しました。
7日の会見では、過去2番目の大きさとなる一般会計の総額で約1293億円の新年度の当初予算案も発表されました。
それによりますと、新しいごみ処理施設の整備に64億円余り、福井駅前の再開発事業の支援など、北陸新幹線の県内開業に向けた事業に合わせて35億円余り、来年から医療費の無償化の対象を高校3年生に相当する年齢まで拡充するため、準備費として2600万円余りを計上しています。
この予算案は2月16日に開会する定例市議会に提出されます。