県立高校の修学旅行積立金を着服の疑いで元事務職員が書類送検

県立高校の修学旅行の積立金およそ1460万円を着服したとして、24歳の元事務職員が5日までに業務上横領の疑いで書類送検されたことが、捜査関係者への取材でわかりました。

書類送検されたのは、県立坂井高校に勤務していた24歳の元事務職員で、捜査関係者によりますと、おととし1月から去年3月にかけて、生徒から集めた修学旅行の積立金あわせておよそ1460万円を着服した業務上横領の疑いが持たれています。
県教育委員会によりますと、積立金を管理する口座の残高が不足していることに気づいた学校側が調査しようとしたところ、元事務職員が親族を通じて着服を申し出たということで、去年4月に懲戒免職の処分となっています。
県教育委員会から届け出を受けた警察が捜査を進めていましたが、捜査関係者によりますと5日までに書類送検したということです。
県教育委員会の聞き取りに対し、元事務職員は、ギャンブルや借金の返済に使ったと話していて、着服した積立金はこれまでにすべて弁済されたということです。