被災企業支援へ鯖江商工会議所のサイトで能登の産品販売 

能登半島地震で被害を受けた石川県内の企業を支援しようと、鯖江商工会議所は、被災した企業が手がけた商品をバーチャル空間で販売する取り組みを始めました。

これは「バーチャルモールNOTO」という鯖江商工会議所のサイトです。
鯖江商工会議所が、漆器などの産地としてつながりがある石川県の輪島市と珠洲市、七尾市の3つの商工会議所と連携し、それぞれの地元の商品を販売しています。
能登半島地震の前から準備していましたが、地震によってこれらの市が、大きな被害を受けたことから支援しようと、20社の商品を集めて紹介しています。
バーチャル空間では、被災前に撮影した店内や工房内の画像を見ることができ、実際に店舗で買い物をしているように商品を選ぶことができます。
被災して壊れた商品もありますが、被害を免れた「輪島塗」や七輪を実際に購入することができます。
鯖江商工会議所によりますと、商品の状況の把握が難しいことや現地の物流が滞っていることから、届くまでに1か月程度かかるものもあるということです。
また、東京にある福井県の2つのアンテナショップでも、2月6日から順次、商品を展示して、実際に見ることができるようにするということです。
鯖江商工会議所の加藤団秀会頭は「ものづくりの心意気を復活するため、支援の輪を広げたい。少しでも元の状態に戻れるようぜひ協力してほしい」と話しています。