大河ドラマ「光る君へ」題字に挑戦する講習会

ことしのNHK大河ドラマ「光る君へ」の放送に合わせて、ドラマの題字を書くのに挑戦する講習会が福井市で開かれました。

「光る君へ」の主人公、紫式部は、今の越前市に1年余り暮らしたとされています。
県や越前市などは、ゆかりがある人物が主人公のドラマを盛り上げようと、福井市の県文書館で題字を書く講習会を開き、応募した書道の経験者などおよそ40人が参加しました。
講習会には「光る君へ」の題字を書いた書家の根本知さんが招かれ、参加者は、根本さんが書いた題字のうち、「光」の字の清書に挑戦しました。
はじめに根本さんが、「光」について、「そのあとに続くかな文字のよさをいかそうと、つながるようになめらかに書いた」と説明し、筆を止めず、舞いおりるように書いて欲しいとアドバイスしていました。
参加者たちは、慣れない書体で思うように書けず、苦戦していましたが、練習用紙で何回も練習したうえで、清書に臨んでいました。
書道教室に通う越前市の50代の女性は「ふだん書く字と違う、題字ならではの新鮮さがあって、書いていて楽しかったです」と話していました。