紫式部の旅再現で越前市がクラウドファンディングで寄付を募る

「源氏物語」の作者で、現在の越前市で1年あまりを過ごしたとされる紫式部が、父とともに都から越前国に向かった様子を再現しようと、越前市などは必要な費用を確保するためのクラウドファンディングを始めました。

紫式部は、国守となった父・藤原為時の赴任にともなって、いまの越前市で1年あまりを過ごしたとされています。
紫式部を主人公にしたことしの大河ドラマの放送にあわせ越前市などは、ことし10月にも平安時代の装束を身につけた紫式部がゆかりの地の京都府宇治市や大津市を経由して越前市に向かった様子を再現したいとしています。
再現には500万円ほどの費用がかかると見込まれ、市などは費用を確保するためのクラウドファンディングを始めました。
こうした様子は1996年にも紫式部と父・為時が越前国に来てから1000年を記念して再現されたということです。
クラウドファンディングはことし3月まで行われるということで、越前市などは「紫式部が時間を過ごした越前市や越前の文化を知るきっかけにしてほしい」としています。