新幹線の乗り換え回避へ 京都・大阪への高速バス運行開始

北陸新幹線の県内開業に伴って北陸と関西方面を行き来する際に敦賀駅での乗り換えが必要となる中、石川県から福井県内を経由して京都・大阪を結ぶ高速バスの運行が始まりました。

これは石川県加賀市にある「日本海観光バス」が12月23日から石川県の加賀温泉とJR大阪駅を発着点に、あわら市の「あわら湯のまち駅」とJR福井駅、JR京都駅を経由する毎日1往復運行するものです。
ことし3月の北陸新幹線の金沢・敦賀間の開業で、北陸と関西方面を行き来する際には敦賀駅での乗り換えが生じますが、乗り換えを必要としない高速バスの需要が高まるとみて運行を始めたということです。
料金は、片道で大人1人あたり福井と京都・大阪間が3500円、あわらと京都・大阪間が4000円で子どもは半額となっています。
北陸新幹線の金沢・敦賀間の開業を見据えた高速バスの運行をめぐっては、先月1日から福井と名古屋間で、これまでの1日8往復から10往復に増便されるなど、運行会社の中では乗り換えを必要としない高速バスの強みを生かそうとする動きが見られています。