越前市の会社が雇用調整助成金2900万円余不正受給

福井労働局は、建物や機械の塗装などを行う会社が、新型コロナウイルスの影響で従業員に休業を命じたと、事実と異なる報告をして、雇用調整助成金、2900万円余りを不正に受け取っていたと発表しました。

雇用調整助成金を不正に受給したのは、建物や機械の塗装などを行う越前市の「株式会社CSミタムラ」です。
福井労働局によりますと、この会社では従業員に休業を命じていないにもかかわらず、新型コロナウイルスの影響で従業員に休業を命じたと事実と異なる報告をして、おととし4月からことし4月までの約2年間に、あわせて2900万円余りを不正に受け取っていたということです。
雇用調整助成金は、新型コロナの影響を受けた事業者に迅速に支給するため、手続きの一部を省略するなどの措置がとられていましたが、労働局が、申請された内容を改めて精査する中で不正が発覚しました。
労働局は11月、会社への支給を取り消して助成金の返還を命令し、すでに全額が返還されたということです。
会社はNHKの取材に対し「新型コロナの混乱の中での確認不足で、内容を間違って認識していた。誠に申し訳ない」としています。
労働局は今後も申請内容を精査する方針で「申請内容に誤りがないか、再度、確認していただき、不適切な申請があれば申告してほしい」としています。