12月定例県議会開会 約337億円余の補正予算案提出

12月の定例県議会が、28日開会し、物価高に対応するための補助金などを盛り込んだ約337億円あまりの補正予算案が提出されました。

県は28日開会した定例県議会に、12月の補正予算としては、過去最大の規模となる一般会計で377億円あまりの補正予算案を提出しました。
この中には物価高への対応として、中小企業などを対象に、電気代や燃料費高騰の負担を減らすための補助金や、食材の値上がりの影響を受ける医療機関や福祉施設などへの支援金としてあわせて34億円が盛り込まれています。
また、道路や河川工事などの公共事業費として281億円あまり、県職員の給与引き上げなどのために約20億円が計上されています。
杉本知事は「国の総合経済対策に合わせて、料金高騰の影響を受ける事業者への支援や取引適正化、賃上げに向けた支援などの対策を強力に進めていく」などと述べました。
県議会は、12月1日に代表質問、6日と7日に一般質問が行われる予定で、約4か月後に迫った北陸新幹線県内開業後のまちづくりや子育て支援、原子力政策などについて議論が交わされる見通しです。