鯖江市補正予算案 ブロック塀撤去などに新たに200万円

鯖江市で、登校中の男子児童が倒れた住宅のブロック塀に挟まれ大けがをしたことを受けて、市は倒壊のおそれがあるブロック塀の撤去などの補助金として、新たに200万円を盛り込んだ補正予算案を提出することになりました。

鯖江市では、ことし9月、登校中の男子児童が倒れてきた住宅のブロック塀に挟まれ、足の骨を折る大けがをしました。
鯖江市は倒壊のおそれのあるブロック塀について、撤去する場合は20万円を上限に費用の3分の2を、板などの塀に替える場合は県産の木材を使うなどの条件で40万円を上限に費用の3分の2を補助する制度を設けていて、年度当初の100万円に加え、先月には300万円の補正予算を組んで対応を進めてきました。
ただ、補助に対する市民からの問い合わせが70件近くにのぼり、計上した予算額に達する見込みだということで、市はさらに200万円を盛り込んだ補正予算案を11月29日から始まる定例市議会に提出することになりました。
児童が大けがをしたことを受けて行われた市の緊急点検では、通学路の24か所で倒壊や崩落のおそれがあるブロック塀が確認されていて、市は所有者に補修や撤去などを検討するよう求めています。