元広島カープ 町田公二郎氏が福井工業大学監督に就任

プロ野球・広島カープで代打の切り札として活躍した町田公二郎氏が、福井工業大学硬式野球部の監督に就任し、「野球を通して社会に通用する人間を育てたい」と意気込みを語りました。

町田氏は14日、福井工業大学で会見を行い、「心の成長なくして、技術の成長はない。学業をしっかり学びながら野球を通していろいろなものを感じられる、社会に通用する人間を育てたい」と意気込みを語りました。
町田氏は、高知県出身の53歳。
平成3年に専修大学からドラフト1位で広島に指名されて入団しました。
勝負強いバッティングが持ち味で、現役時代は、代打でホームラン20本を記録するなど、切り札として活躍しました。
現役引退後は、広島や阪神の打撃コーチ、社会人野球の三菱重工広島の監督を歴任したあと、おととしから福井工業大学硬式野球部のコーチに就任し、ことしから助監督を務めていました。
町田氏は、プロでの経験も踏まえたうえで、「学生もプロ野球の世界をテレビでしか見ていないと思うが、選手は見えないところで努力をしている。見えなくても努力できるよう学生を指導していきたい」と話していました。