金沢・敦賀間開業後の北陸と関西の経済連携を考える交流会

北陸新幹線の金沢・敦賀間開業後の北陸と関西の経済的な連携について考える交流会が13日、福井市で開かれました。

交流会は、JR西日本の呼びかけで開かれたもので、福井市の会場には北陸と関西から自治体や経済団体、それに旅行会社などからおよそ150人が出席しました。
はじめに、JR西日本の長谷川一明社長が「北陸新幹線の敦賀開業までいよいよ4か月となった。関西と北陸の相互交流を深め、地域の発展のチャンスにつなげていきたい」とあいさつしました。
このあと行われた学識経験者やNPOなどによるディスカッションでは、北陸新幹線の金沢・敦賀間の開業によって北陸が首都圏に近づくことで、関西との結びつきが弱くなるのではという懸念も示される中で、新幹線の発着地点で関西と北陸を結ぶ交通や産業の拠点となる敦賀のこれからが重要になっていくと指摘されました。
その上で、連携を深めるための具体的な取り組みとして、若者を中心とした交流を加速させることや鯖街道を使ったPRなど、関西と北陸が一体となって交流を深めていくことが重要だという意見が出されていました。