ハイブリッド車などに買い替え タクシー会社に補助金 敦賀市

敦賀市では来年春に市内を走る多くのタクシーの燃料であるLPガスを供給するスタンドが市内からすべてなくなる見込みであることから、タクシー会社に対し、ハイブリッド車などに買い替える際に補助金を出すことになりました。

敦賀市では、市内で唯一営業しているLPガスのスタンドが需要の落ち込みから、来年3月末に閉業する予定になっています。
こうした状況を受けて市は、市内で営業するタクシー会社4社に対して、LPガスが燃料の車からハイブリッド車などに買い替えをする際に、定額の補助金を出すことを決め、今年度の補正予算で3780万円を計上しました。
具体的には、ハイブリッド車の新車に買い替える場合は60万円、中古車に買い替える場合は40万円を補助するということです。
また、EV=電気自動車に買い替える場合は、新車、中古車ともにさらに20万円が追加で補助されることになっています。
市によりますと、市内の4社が運転しているタクシーは合わせて105台あり、このうち、LPガスが燃料の車はおよそ8割にあたる81台あるということです。
敦賀市生活安全課の公共交通対策係は「北陸新幹線の開業とともに、多くの観光客が見込まれ、その時にタクシーは重要な2次交通の手段になるので、しっかり支援していきたい」としています。