地域食材生かす新たな調理法をフランス大使館の料理長から学ぶ

北陸新幹線の開業をきっかけに海外からの観光客を呼び込もうと、美浜町で、嶺南地域の料理人たちがフランス大使館の料理長から新鮮な食材をいかした新たな調理法を学びました。

30日、美浜町で開かれた講習会には、町内外の飲食店や宿泊施設の料理人や従業員10人あまりが参加しました。
30日は、講師を務めたフランス大使館の料理長セバスチャン・マルタン氏が、へしこのほか若狭牛や若狭マハタを使った料理を披露し、参加者たちに試食してもらいました。
このうち、へしこと椎茸を使ったサラダの調理では、へしこをオーブンで焼き独特の香りを出すことや、相性の良いチーズを合わせることなど調理の際のポイントを説明していました。
参加者たちは、観光客をもてなすためによりレベルの高い技術を身につけようと、料理長にアレンジのしかたや代用できる食材などを熱心にたずねていました。
美浜町内の飲食店で働く男性は「ふだん意識していない食材をうまく活用していたので、自分の店でも試してみたいと思いました」と話していました。
セバスチャン・マルタン料理長は「この地域の食材のポテンシャルは高いと思います。きょう紹介したレシピを、それぞれのお店などでアレンジしてもらいたい」と話していました。