災害に備え子どもたちが作成 防災マップの表彰式

災害に備えて、子どもたちが家族と防災マップづくりに取り組む「わが家のぼうさいコンテスト」の表彰式が、福井市で行われました。

これは、福井河川国道事務所や自治体などでつくる「ふくいの水防災を考える会」とNHK福井放送局などが毎年開いていて、29日は福井市で表彰式が行われました。
ことしは、県内の小学生から155点の防災マップが寄せられ、最優秀賞には福井市木田小学校6年の齊藤瑠依さんの作品が選ばれました。
齊藤さんは、マップづくりにあたって19年前の福井豪雨の被害や避難の状況を地域の人から詳しく聞き取ったということで、家族と話し合って決めた水害発生時の避難のルールなどがまとめられています。
齊藤さんは「堤防が決壊したり被害にあったりした場所を見て、マップづくりにいかしました。家族と話し合って、日頃から災害に備えることが大事だと思いました」と話していました。
NHK福井放送局長賞には、大雨に備えて避難所までのルートの危険箇所などをまとめた福井市清水西小学校6年の齊藤快翔さんのマップが選ばれました。
また、地域で特色ある防災の活動に取り組む団体の表彰式も行われ、最優秀賞には東日本大震災の被災者から話を聞くなどして災害への心構えを高める活動を続ける坂井市のみくに地区まちづくり協議会が選ばれました。