秋の味覚「ぎんなん」収穫最盛期 永平寺町

福井県永平寺町では、秋の味覚「ぎんなん」が収穫の最盛期を迎えています。

永平寺町の山あいの地区には、農家・河合康二さんのぎんなん園があり、約1400本のイチョウの木が収穫の時期を迎えています。
ことしの夏の猛暑と雨も少なかったことが影響して成長が遅くなり、収穫の時期は例年より10日遅く10月初旬からとなりました。
収穫は、早朝6時から従業員など4人で取りかかり、木の根元にブルーシートを敷いて、かぎ型の針金がついた3メートルほどの竹ざおを使ったり、ロープを枝にかけたりして、実をゆすり落として落ちた実を集めていました。
ぎんなん農家の河合さんは「やり始めて35年たちました。木も一人前のいい木になっていい実を皆さんに提供できると思います。秋が来たなと思って気分よく食べて下さい」と話していました。
ぎんなんの収穫は12月ごろまで続き、ことしは4トンを収穫する予定です。
収穫したぎんなんは加工され、県内のスーパーや地元の道の駅、直売所などで販売されるということです。