新観光列車は「はなあかり」に 第一弾 敦賀駅〜城崎温泉駅

JR西日本は、来年秋から運行させる新しい観光列車の名称を「はなあかり」に決めたことを明らかにしました。
従来のグリーン車よりさらにグレードが高い座席を設けるなど、豪華な造りが特徴で、第一弾として、福井県の敦賀駅から京都府北部を経由して兵庫県の城崎温泉駅を結ぶルートで運行することにしています。

これは、JR西日本の長谷川一明社長が、25日の記者会見で明らかにしたものです。
名称の「はなあかり」には、地域が華やぎ、地域にあかりをともす列車になりたいという思いを込めたということです。
来年3月に北陸新幹線が敦賀駅まで延伸されることを受けて、JRでは、第一弾として来年10月から12月まで、福井県の敦賀駅から京都府北部を経由して兵庫県の城崎温泉駅を、片道5時間程度で結ぶルートを予定していて、その後は各地で運行するとしています。
列車は3両編成で、このうち2両は「グリーン車」、もう1両は従来の「グリーン車」よりさらにグレードの高い「スーペリアグリーン車」とし、個室タイプの2人席を10室分、設けるということです。
料金などは今後、発表するとしています。
長谷川社長は「観光列車の導入によって、北陸地方だけでなく、山陰地方にも足を伸ばしてもらい、地域の交流人口の増加などに結びつけていきたい。地域の皆様と一緒に作り上げる列車にしたい」と話していました。