北陸新幹線県内開業まで150日 駅周辺再現のジオラマ展示

北陸新幹線の県内開業まで残り150日となるなか、おもちゃなどで駅の周辺などを再現したジオラマの展示が福井市で始まり、18日、お披露目式が行われました。

来年3月の北陸新幹線の県内開業を前に県は、大手おもちゃメーカーと共同で、北陸新幹線の車両の模型などの開発を進め、県内の駅の周辺を再現したジオラマが、18日から県内で公開されます。
18日は、福井駅に隣接する福井市観光交流センターでお披露目式が開かれ、地元の園児など約10人が参加しました。
ジオラマは、縦約2メートル、横約7メートルあり、福井駅や敦賀駅の周辺に加えて北陸新幹線の高架脇を車道と歩道が並行する福井市の「新九頭竜橋」などが再現されています。
園児たちは、顔をジオラマに近づけて新幹線の模型が走る様子を楽しんでいました。
県新幹線開業課の廣澤康介主査は「駅前まで細部にこだわって制作しました。県内外の方に見ていただき、福井の街並みを楽しんでもらいたいです」と話していました。
このジオラマは、福井市観光交流センターで11月8日まで展示される予定です。

北陸新幹線の県内開業まで、18日で150日となり、県内では準備が進んでいます。
北陸新幹線の建設を進める鉄道・運輸機構によりますと、9月、新幹線が停車する敦賀駅の駅舎が完成しました。
これで、県内にある4つの停車駅すべてができあがりました。
また、9月から始まった試験走行は、ことし12月9日まで続けられる予定で、11月下旬には、営業用の車両、W7系が、最高時速の260キロまで速度を上げて走行する予定です。