筋力や血管年齢を測定し健康への意識を高める催し 坂井市

筋力や血管年齢といった体の状態に関する数値を測定することで、健康への意識を高めてもらおうというイベントが坂井市で開催されました。

坂井市では、「健康都市さかい」として9年前から市民の健康維持などの取り組みに力を入れていて、このイベントは毎年開催されています。
会場では、訪れた人たちが自分の筋力や血管年齢などを専用の機器で測定したり、体が健康な状態かを確かめる簡単な検査を行ったりしていました。
このうち、介護が必要な状態の手前である「フレイル」かどうかを確かめるコーナーでは、いすから片足で立ち上がることができるかなどの確認が行われ、苦戦する高齢者の様子も見られました。
このあと市の担当者が、簡単な運動を日常生活に取り入れたり、タンパク質を多く含む食品を毎回の食事でとったりすることが大切だと、アドバイスしていました。
市内の70代の女性は「毎日、野菜をとって運動もしていますが、それなのに少し悪い数値もあったので、来年までにがんばってさらに健康的な数値にしたい」と話していました。
坂井市健康増進課の佐藤登代美課長は「健康は日常の中で後回しにしがちだと思いますが、こうした機会をきっかけに、自身や家族の食事や運動を見直し、健康について考えてもらいたい」と話していました。