美しい空の保全を考える全国大会 大野市

美しい青空や星空を後世に残すため、大気の環境保全について考える全国大会が大野市で開かれ、地元の小学生たちが、星空を守るために行っている活動について報告しました。

「星空の街・あおぞらの街」全国大会は、美しい空を守るために大気の環境保全について考えてもらおうと、環境省が毎年、各地で開催しています。
ことしの大会は、自然な夜空を守る取り組みが評価され、8月に国内で4か所目となる「星空保護区」に認定された大野市で開かれ、県内外の自治体の関係者など200人が出席しました。
大会には、高円宮妃の久子さまが来賓として出席され、「自然が何億年もかけて作り上げた青い空や美しい星空といった豊かな自然環境を未来へつないでいくため、私たち1人1人が自分に何ができるかを考え、それを決行していかなくてはなりません」と述べられました。
大会では、地元小学生や天文クラブの人たちが、日ごろから行っている星空の保全活動について発表しました。
このうち、大野市阪谷小学校の児童は、SNSや動画投稿サイトを通じて地域のおすすめの星空スポットを紹介していることや、星空観察を妨げる光害の対策を意識してもらうために、「夜は不必要な電気を消す」などのチェック項目が書かれたカードを住民に配っていることを報告して、星空の魅力や保全の大切さを訴えていました。