北陸新幹開業にあわせ敦賀と城崎温泉結ぶ臨時列車運行始まる

来年3月の北陸新幹線の金沢・敦賀間の開業にあわせて、JRが展開するキャンペーンで、観光列車を運行する小浜線の観光ニーズを確かめようと、7日から敦賀と兵庫県の城崎温泉を結ぶ臨時列車の運行が始まりました。

JRは、北陸新幹線の金沢・敦賀間が開業したあとの来年秋に、北陸3県で観光キャンペーンを展開することにしていて、期間中は、敦賀駅から小浜線を経由して城崎温泉駅を結ぶ観光列車を運行します。
これを前に、JRはこの区間の観光ニーズを確かめ、キャンペーンのおもてなしに生かそうと、7日から、敦賀と城崎温泉を結ぶ団体向けの臨時列車の運行を始めました。
7日は、午前10時すぎに、敦賀駅のホームに「キハ189系」と呼ばれる臨時列車の車両が入ると、集まった鉄道ファンが一斉に写真を撮っていました。
列車には、旅行会社のツアーで事前に申し込んだ60人あまりが乗車し、市の観光ボランティアなどから「いってらっしゃい」と声をかけられながら、敦賀駅を後にしました。
乗客で、大阪から訪れたという中学生は「ふだんは通らない区間で『キハ189系』の列車に乗れることはうれしい。海側の席を予約したので、海のきれいな風景が楽しみです」と話していました。
敦賀と城崎温泉の区間で直通列車が運行されるのは初めてで、11月にかけて4往復運行される予定です。