大野市南六呂師地区が「星空保護区」に認定 市に認定証書授与

ことし8月、大野市の南六呂師地区が、自然な夜空を守る取り組みを評価されて、国際的なNPOから「星空保護区」に認定され、2日、市に認定証書が授与されました。

「星空保護区」は、世界各地で光の影響がない、自然な夜空を守る取り組みを評価しようと、アメリカの国際的なNPO「ダークスカイ・インターナショナル」が認定しているものです。
ことし8月21日に、大野市の南六呂師地区が、沖縄県の西表石垣国立公園や岡山県の井原市美星町などに続いて日本で4番目となる「星空保護区」の認定を受けました。
2日は大野市役所で認定証書の授与式が行われ、NPOの日本支部にあたるダークスカイ・ジャパンの越智信彰代表から大野市の石山志保市長に認定証書が手渡されました。
認定にあたっては、星空が美しく見えるように、地区内の280あまりの街灯を光が上に向かって漏れないものに改修したり、学校の授業やシンポジウムなどを通じて地元住民の意識の啓発に取り組んだりしてきたことなどが評価されたということです。
石山市長は「星空保護区の名に恥じないよう美しい星空を将来の世代に伝えていきたいですし、できれば、観光促進にもつながるよう取り組みを広げたい」と話していました。