福井市の消費者物価指数 3か月連続で過去最高の水準更新 

家庭で消費するモノやサービスの値動きを示す8月の福井市の消費者物価指数は、天候による変動が大きい生鮮食品を除いた指数が、3か月連続で過去最高の水準を更新しました。

消費者物価指数は、毎月、各都道府県の調査をもとに総務省が公表していて、福井県では県が福井市の物価をとりまとめています。
それによりますと8月の福井市の消費者物価指数は、天候による変動が大きい生鮮食品を除いた指数が2020年の平均を100として105.0となり、記録が残る1970年以降、過去最高の水準となりました。
過去最高を更新するのは、ことし6月と7月に続いて、3か月連続です。
具体的には、一部の冷凍食品や卵などが値上がりした「食料」が8.5%上昇したほか、「教養娯楽」も観光需要の回復にともなうホテルや旅館の宿泊料の値上がりなどの影響で4.8%の上昇となりました。
一方、「光熱・水道」は政府の電気・ガス代への補助金を受けて7月に続いて3.3%の下落となりました。
県統計調査課は「輸送費や原材料費の高騰を背景に食料品を中心とした物価の上昇が続いていて、今後も当面、上昇傾向が続くとみられる」と話しています。