北陸新幹線運賃申請 福井ー東京 米原経由より約900円高く

北陸新幹線の金沢・敦賀間が来年3月に開業するのを前にJR西日本は22日、国に、この区間を含む新たな運賃の申請を行いました。

それによりますと福井・東京間の料金は、金沢経由ではこれまでより安くなる一方、米原経由では900円近く高くなるということです。
JR西日本は、来年3月16日に開業する北陸新幹線の金沢駅から敦賀駅までの区間を含む運賃について、22日、国に申請を行ったことを明らかにしました。
それによりますと、福井・東京間の運賃と特急料金を合わせた金額は通常期の指定席で1万5810円と、いまの特急を乗り継いで金沢から新幹線を使った場合と比べると、530円安くなります。
一方、滋賀県の米原駅を経由して東海道新幹線で東京に向かう場合と比べると、890円高くなるということです。
また、新幹線の県内開業後は福井や金沢と大阪や名古屋方面を結ぶ特急が敦賀止まりになりますが、敦賀から新幹線に乗り換えて福井駅に向かう場合は、乗り換えなしで福井に向かういまの特急を使った場合と比べてそれぞれ1150円高くなるということです。
今回、申請した料金は国の認可を受けて正式に決まることになります。