「ちりとてちん」貫地谷しほりさんらがトークショー 小浜市

NHKの連続テレビ小説「ちりとてちん」に出演した2人の俳優をゲストに招いたトークショーが、ドラマの舞台となった小浜市で16日開かれ、ヒロインを演じた俳優の貫地谷しほりさんが、撮影当時の裏話を披露しました。

「ちりとてちん」は、落語家を目指す小浜市出身の女性と、家族や仲間との人情を描いたドラマで、放送からことしで15年となります。
これにあわせて、ドラマの舞台となった小浜市で、主人公の和田喜代美役を演じた俳優の貫地谷しほりさんと、兄弟子役を演じた茂山宗彦さんをゲストにトークショーが開かれました。
この中で貫地谷さんは、みずから演じた喜代美と父親との親子げんかの場面を振り返り、父親役の俳優に「力を入れて殴ってほしい」と頼んだものの、断られたという撮影中の裏話を披露していました。
また、撮影で使われた落語のセットが用意され、貫地谷さんや茂山さんが当時を懐かしがったり、落語を演じようとしたりすると、集まった約500人のファンから拍手が送られていました。
貫地谷さんは「『ちりとてちん』のことを思い出すと、今でも胸がいっぱいになります。きょうは皆さんと思い出を共有できたような温かい時間でした」と話していました。
また、茂山さんは「会場の皆さんが温かく出迎えてくれてうれしかったです。ドラマをきっかけに小浜に根づいた落語がより発展してほしい」と話していました。
NHK福井放送局では、トークショーの一部と茂山さんが小浜市内を散策する様子を、総合テレビの特別番組で、ことし11月17日に放送する予定です。