外国人観光客を呼び込め 民宿経営者らおもてなし学ぶ 越前町

北陸新幹線の開業で外国人観光客を呼び込もうと、越前町で集客セミナーが開かれ、民宿の経営者らがおもてなしの手法などを学びました。

セミナーは福井県が初めて開いたもので民宿を営む経営者ら16人が参加しました。
講師は県観光連盟の職員などで、このうちインバウンド関する講義では、北陸新幹線の開業後、石川県と富山県では外国人宿泊者の割合が倍増していると、データをもとに紹介し福井県でもインバウンド需要の増加が見込まれると訴えました。
その上で、外国語ができなくても翻訳アプリを使用することや、何を望んでいるのかイラストで聞き取るコミュニケーションシートを活用することなどが紹介されました。
会場ではこのほかインターネットを利用した予約管理の方法も説明され、参加者たちはメモを取るなどして聞き入っていました。
県などによりますと県内の民宿では新幹線の開業に向けて3年前から客室など約100軒の改修を進めているということで、今後もセミナーなどを通じて集客力の向上を目指すということです。
越前町で旅館を営む女性は「インバウンドへの対応はなかなか一歩が踏み出せずにいました。いろんな人たちと協力してより多くのお客様をお迎えしたいです」と話していました。