災害時に役立つ調理方法学ぶ催し 福井市

地震などの災害時を想定して、食材や水の使用が限られる状況での調理方法を学ぶ催しが、2日福井市で開かれました。

この催しは、災害に備えて、家庭で備蓄している食材や少量の水を工夫して調理する方法を知ってもらおうと開かれたもので、約20組の親子が参加しました。
防災士の資格を持つ中島早苗さんが講師を務め、ポリエチレン袋を使って簡単にできる「さつまいもご飯」や「ひじき煮」の作り方を紹介しました。
参加者たちは、4リットルの水や備蓄している米などしか使えないという制限の中で調理を行い、はじめに少量の水を入れたボウルでさつまいもやにんじんを洗うと、開いた牛乳パックをまな板の代わりにして切っていました。
続いて、ポリエチレン袋に切った食材や調味料を入れて30分ほど湯せんし、料理を完成させました。
そして、参加者たちはできあがった料理を袋に入ったまま試食していました。
参加した小学4年の女の子は「思っていたよりも簡単で災害時でもすぐに作れると思いました」と話していました。
また、50代の母親は「手軽に作れ、味もおいしかったです。ふだん、水をたくさん使っていることが改めて分かったので、使い方を見直したいと思います」と話していました。