特別支援学校の生徒が作った織物や菓子を販売 福井市

9月は「障害者雇用支援月間」です。
福井市では、特別支援学校の生徒などが作った織物やお菓子を販売する催しが開かれています。

この展示会は県や労働局が毎年、9月の「障害者雇用支援月間」に開いているもので、福井市のショッピングセンターでは、県内の特別支援学校の生徒などが手がけた作品が販売されています。
2日坂井市にある嶺北特別支援学校の高校生たちが授業で作った約30種類の織物やお菓子が並べられています。
このうち、クッションカバーやランチョンマットは、縦糸と横糸を自由に織っていく「さをり織り」と呼ばれる技法で作ったもので、色鮮やかな作品に仕上がっています。
会場には、カヌレやクッキーなどのお菓子も売られていて、訪れた人たちが次々と買い求めていました。
県によりますと、昨年度の県内の障害者の就職率は47.4パーセントと全国平均と比べて3.5パーセント上回っているということです。
嶺北特別支援学校の高橋浩人教諭は「生徒たちが将来の就職にいかすために授業で作った商品です。素材にもこだわっているのでぜひ手に取ってほしいです」と話していました。
この催しは3日まで福井市の「ショッピングシティ・ベル」で開かれています。