「防災の日」を前に女性がAEDの使い方学ぶ 

9月1日の「防災の日」を前に、福井市では女性を対象にした防災セミナーが開かれ、約30人がAEDの使い方などを学びました。

セミナーは防災の知識を女性に広めようと福井市のシルバー人材センターが開いたもので、約30人が参加しました。
参加者ははじめに講師を務めた日本赤十字社の職員から災害時に備えて事前にハザードマップなどで地域の危険な場所を認識すること、水などの備蓄品を入れた非常用の持ち出し袋などを準備することが大切だと説明を受けました。
そして、訓練用の人形とAEDを使って心肺蘇生を行う方法を学びました。
参加者たちは人形に声をかけるなどして反応があるかどうか確かめた上で、心臓マッサージをしたり、AEDを作動させたりして正しい心肺蘇生法を学んでいました。
参加した60代の女性は「19年前の福井豪雨を経験し、災害への備えは進めていましたが、AEDを使うのは難しいので使い方を学ぶことができてよかった」と話していました。
日本赤十字社福井県支部総務課の宮川亮一係長は「災害はいつ起きるか、わからないので、日頃から情報収集をし、いざというときの行動につなげてほしい」と話していました。