記録的な暑さで学校でも熱中症対策を強化

記録的な暑さが続いていることを受けて、夏休みが明けて授業が再開された小学校や中学校では、子どもたちが熱中症にならないように対策を強化しています。

県教育委員会によりますと、県内の小学校や中学校では夏休み明けで子どもたちの体が暑さや運動などに慣れていない場合があり、熱中症のリスクが高まるとして対策に取り組んでいます。
このうち28日から授業が再開された福井市の旭小学校では、9月8日までの2週間を「熱中症対策特別ウィーク」と位置づけて対策を強化しています。
学校によりますと、期間中は、児童たちが休み時間に屋外や体育館で遊ぶことを禁止し、エアコンが効いた校舎内で過ごすよう呼びかけています。
そのため、これまでは授業中に限っていたタブレット端末の使用を休み時間中も認めるほか、授業で使う特別教室や図書館を開放して利用できるようにしています。
28日は、廊下の複数か所に扇風機を置いていたほか、授業のなかで担任が児童たちにこまめに水分をとることや屋外では帽子を着用することを呼びかけていました。
3年生の男子児童は「水分をとったり休憩をとったりして熱中症にならないよう注意したいです」と話していました。