中部縦貫自動車道工事で伐採された木をまき材として無料配布 

大野市で建設が進められている中部縦貫自動車道の工事で伐採された木が、家庭で利用するまきとして希望する人たちに無料で配布されました。

福井市と長野県松本市を結ぶ中部縦貫自動車道は、現在、大野市の岐阜県境付近で建設工事が進められていて、工事によって大量の広葉樹が伐採されています。
大野市と国は、伐採された木を有効活用してもらおうと、5年前から家庭で利用するまきなどとして無料で配布していて、27日、市内にある九頭竜スキー場で配布が行われました。
今回、無料で配られたのはブナやコナラなどあわせて12トンで、27日は事前に申し込んでいた30人あまりの人が次々に受け取っていました。
中には、長さが2メートル近くの木もあり、受け取りに来た人は、その場で市の職員などにチェーンソーで裁断してもらい、トラックの荷台などに積み込んでいきました。
木を受け取った男性は「自宅にあるまきストーブの燃料に使おうと思います。まきは買うと高いのでとても助かります」と話していました。