上半期の交通事故 高齢ドライバーの死者相次ぐ

ことしの上半期に県内で起きた交通事故で死亡した7人のうち、4人が高齢ドライバーでした。
警察は、運転免許証の自主返納がしやすい環境整備のほか、「サポートカー」の普及など高齢ドライバーの安全対策を進めることにしています。

県警察本部によりますと、ことし6月末までの上半期に県内で起きた交通事故は455件と、去年の同じ時期と比べて14件増えたものの、事故で死亡した人は7人と去年の同じ時期に比べて6人減少しました。
ただ、死亡した7人のうち、6人が65歳以上の高齢者で、車を運転中に亡くなったのは4人と高齢ドライバーによる死亡事故が後を絶たない状態となっています。
警察は、高齢ドライバーの交通事故をなくそうと、行政と連携して運転免許証の自主返納がしやすい環境整備のほか、自動ブレーキなどの安全機能を備えた「サポートカー」の普及などを進めています。
また、夜間に外出していたところ、車にはねられて死亡した高齢者もいたということで、警察は夜間の外出時には反射材の着用を徹底するよう呼びかけることにしています。