県内沿岸部 大量の流木流れ着き船出られず市が撤去作業進める

県内の沿岸部では23日から大量の流木などが流れ着き、漁港では漁船が出られない状況となっています。
台風7号の影響によるものとみられていて、福井市が撤去作業を進めています。

福井海上保安署によりますと、県内の沿岸部では23日から台風7号の影響とみられる漂着物が相次いで確認され、このうち、福井市の白浜漁港では、大量の流木やあしなどが流れ着き、漁船が出られない状況となっています。
中には、長さ1メートルほどの流木も見られ、24日朝、福井市から委託を受けた業者が重機を使って撤去作業を進めていました。
流木やあしなどは、いまも漁港の周辺に漂流していることから、福井海上保安署は船舶の航行に注意するよう呼びかけています。
地元の漁業者は「流木がスクリューに絡まると船が故障してしまうので漁に出ることができません。天気も良いのに漁に出られなければ収入が減ってしまうので、早く撤去してほしい」と話していました。
漂着物の撤去にあたっている福井市林業水産課の宮司公貴技師は「船が出られない状況なので、漁業に支障がないように適切に対応していきます」と話していました。