大野市南六呂師地区が「星空保護区」認定 国内4番目で県内初

大野市南六呂師地区が、国際的なNPOによって「星空保護区」に認定されました。
認定を受けるのは国内で4番目で、県内では初めてです。

「星空保護区」は、光の影響がない自然の夜空を守る取り組みを世界基準で評価しようと、天文学者などでつくる国際的なNPOによって認定されています。
大野市はことし4月、南六呂師地区を「星空保護区」に申請していて、21日午前、石山市長が認定されたという電話連絡を受けました。
国内では、沖縄県の西表石垣国立公園などが認定されていて、今回の認定は4番目で、県内では初めてです。
市役所では、市民が出席してセレモニーが開かれ、くす玉を割って認定を祝いました。
セレモニーに出席した小学6年生の児童は「たくさんの人に大野の星空を見に来てほしい」と話していました。
これまで大野市は、認定を目指して星空が美しく見えるように、地区内にある街灯を上に向かって光が漏れないように改修するなど取り組みを進めてきました。
石山市長は「一緒に活動してくれた皆さんと喜びを分かち合えてよかった。観光面など経済的な効果が出てくるように取り組みを進めたい」と話していました。
南六呂師地区の小林雅信区長は「たいへん喜ばしい。市と協力しながら、美しい星空を守る活動に積極的に取り組みたい」と話していました。