「全国高校生プレゼン甲子園」 決勝で10チームが競う

高校生が、幸せな社会の実現をテーマにしてアイデアや表現力を競う「全国高校生プレゼン甲子園」の決勝が19日、福井市で行われました。

「全国高校生プレゼン甲子園」は高校生に論理的な思考力や表現力を高めてもらおうと、2年前から県などが開いています。
ことしは、身体面や精神面などあらゆる面で満たされ、幸せな状態であることを表す「ウェルビーイング」をどう実現するのかをテーマにしていて、全国から応募のあった約620チームの中から予選を通過した10チームが、福井市で行われた決勝に臨みました。
県内からは、福井市にある高志高校の3年生のチームが決勝に進出していて、スーパーなどで総菜を買う際、客が繰り返し使える木製の容器を持ち込む仕組みを広げることで、プラスチックごみの削減につながることを提言していました。
高校生たちはイラストや画像をふんだんに使ったスライドを見せながら、熱心に説明していました。
高志高校の山田千陽さんは「自分たちのプレゼンを伝えたいという一心で頑張りました」と話していました。
審査の結果、最優秀賞には、学校や公民館に誰でも利用できる食事の場をつくることで人の結びつきを生み出すことを提案した奈良県の国際高校が選ばれました。
高志高校のチームは、特別賞を受賞しました。