山も暑い 無理のない登山計画で体調管理の徹底を

この夏の暑さで、県内の高地では例年より気温が高い状況が続いていて、警察は登山に出かける際はこまめな休憩や水分補給など体調管理を徹底したうえで、無理のない登山計画を立てるよう呼びかけています。

警察によりますと、県内の山では、ことし7月末までに、道に迷ったり滑落や転落したりする山岳遭難が14件起きています。
また、去年の夏に起きた3件の遭難のうち、1件は下山途中の男性が熱中症とみられる症状で歩行中につまづいた結果、けがをしたということです。
県内の平地は連日、厳しい暑さが続いていますが、高地でも例年より気温の高い状況が続いているということで、警察は、登山の際にはこまめな休憩や水分の補給など体調管理を徹底するよう呼びかけています。
また、夏山では突然の雷雨など天気が急変することも多いため、気象情報をよく確認し雨具や食料などの十分な装備をととのえてほしいとしています。
さらに、登山計画書を提出したり、家族に登山ルートを伝えたりしたうえで、状況によっては無理をせず下山するよう呼びかけています。
県警察本部・地域指導課は「夏の登山は急な気象変化などが起こりやすいので、万全の準備をしたうえで、もし遭難した場合には、すぐに警察に通報してほしい」としています。