高浜原発2号機で再稼働に向け原子炉に核燃料入れる作業始まる

運転開始から40年を超える高浜原子力発電所2号機の再稼働に向けて、関西電力は、7日から原子炉に核燃料を入れる作業を始めました。

高浜原発1号機と2号機について、関西電力は、原子力規制庁から指摘された火災対策の不備に対し、必要な工事を終えたとして順次再稼働させる方針を示し、1号機は、7月28日に再稼働して発電を始めています。
7日からは、運転開始からことしで48年となる2号機で原子炉に核燃料を入れる作業が始まりました。
核燃料は、クレーンでつり上げられ、燃料プールから原子炉に移されていました。
関西電力によりますとこれまでのところトラブルは確認されておらず、8月10日までに157体の核燃料すべてを原子炉に入れることにしています。
今後、通常の検査に加え、原子力以外の分野の技術者による点検などを行うことにしていて、作業が順調に進めば9月15日にも再稼働させる方針です。
2号機が再稼働すれば、運転開始から40年を超える原発の運転は、美浜原発3号機と高浜原発1号機に続いて国内で3例目になります。