鯖江市議会”市長と議員が虚偽の説明”検察に告発書提出

鯖江市議会は、ごみ焼却施設の建設をめぐり、佐々木勝久市長と市議会議員1人が、虚偽の説明をしたとして、検察に告発書を提出したことを明らかにしました。
これに対して佐々木市長と議員は「真実を述べた」などと、告発書の内容を否定しました。

鯖江市議会は、市内で建設しているごみ焼却施設をめぐり、業者の選定が不透明だという指摘が出たことから、百条委員会を設置し、関係者に証言を求めました。
この中で佐々木市長と玉邑哲雄議員が虚偽の説明をした疑いがあるとして対応を協議した結果、9対8の賛成多数で2人を刑事告発することを決めました。
これを受けて市議会は、百条委員会での虚偽の陳述を禁じている地方自治法に違反するとして、3日、2人の告発書を検察に提出したことを明らかにしました。
検察は、告発書の内容を審査し、捜査を進めるか判断するものとみられます。
これに対して佐々木市長は「百条委員会で調査していただければ疑惑が晴れると考え、誠実に対応し、真実を陳述している。また、市議会で私を告発する議案が可決されたことは誠に遺憾だ。捜査に全面的に協力し真実を御理解いただけるよう尽力していきたい」とコメントしています。
また、玉邑議員は、「百条委員会で私は真実を述べていて、告発されることは大変遺憾です。捜査ということになれば、全面的に協力し、真実を明らかにしていきたい」とコメントしています。