県立図書館で「ふくい中学生アートリンピック展」

県内の中学校の美術部員たちが手がけた作品を集めた展示会「ふくい中学生アートリンピック展」が、福井市の県立図書館で開かれています。

この展示会は、美術部員たちに作品の発表の場を設けることで、表現力などを高めてもらおうと県内にある中学校の美術部の顧問などの呼びかけで開かれています。
会場の福井市の県立図書館には、県内21校の美術部の生徒から寄せられた作品のうち、入賞した80点が展示されています。
このうち、グランプリを受賞した敦賀市立松陵中学校3年、たか木愛花さんの作品、「ひとときの光の三原色」は、部屋全体を囲む色とりどりの花が印象的で、3年間の思い出が詰まった場所を明るく表現しています。
また、特別賞に選ばれた嶺南西特別支援学校3年、今村蒼大さんの作品「チータートラしまうま」は、動物がダイナミックな筆遣いで描かれていて独特な色合いが特徴です。
このほかにも、自分らしさを表現した作品や、思い描いたみずからの頭の中を鉛筆で表現したものなど、中学生ならではの感性で描かれた個性豊かな作品が並んでいます。
展示会を主催した実行委員会の牧井正人代表は、「アクリルから油絵、ペン画まで、多様な表現で思春期の心の内を表している。スポーツ部だけでなく、美術部も頑張っていることが伝わればいいなと思う」と話していました。
展示会は、8月6日まで開かれています。