生産中断のブランド豚「ふくいポーク」発売再開前に披露

豚熱などの影響で3年前から生産が中断されていた福井県産のブランド豚、「ふくいポーク」の販売が再開されるのを前に、3日、福井市で「ふくいポーク」とブランドを周知する「ロゴマーク」が披露されました。

「ふくいポーク」は、31年前に販売が始まりましたが、県内の農場で発生した豚熱の影響などで3年前から生産できない状態となっていました。
福井県などが担い手を探した結果、越前市の養豚場が生産を受け継ぐことになり、3日は、福井市にあるJAの直売所で、復活した「ふくいポーク」やブランドをPRするロゴマークが披露されました。
新たな「ふくいポーク」は肉質が柔らかく、臭みがないのが特徴で、豚熱で生産が中断に追い込まれたこともあって、認定基準には、免疫力を高める乳酸菌入りのえさを使うことなどが盛り込まれたということです。
直売所では、さっそく「ふくいポーク」の先行販売が始まり、訪れた人たちは味を確かめた上で買い求めていました。
「ふくいポーク」は、今年度、福井県内を中心に2000頭の出荷が見込まれていて、8月10日から、県内の精肉店で販売が始まるということです。
福井県中山間農業・畜産課の明間基生参事は、「北陸新幹線の県内開業を見据え、『ふくいポーク』を多くの人に親しんでもらえるよう生産者を支援していきたい」と話しました。